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新月祭2008(西宮上ケ原キャンパス)
 

2011年7月22日(金)


会場:関西学院大学大阪梅田キャンパス
講師:内 正子(関西学院大学 教育学部 教授)


同窓会西日本センターと大阪梅田キャンパスの共催講演会として「いのちの教育は今〜乳幼児期から始めるいのちの教育〜」が開催されました。


昔から日本では、「死」の話はタブー視されており、教育の現場でも同様でした。しかし近年に頻発している凶悪な少年犯罪に歯止めをかけるためにも、「死の教育」を見直す必要があります。


先生は、「幼時に対する死の教育」という研究タイトルのもと、子どもたちが「死」をどのように感じ、どのように取り扱うのかを学ぶため、保育所の五歳児クラスに一年間参加されました。そこで先生が出会った「セミをめぐってのエピソード」をいくつかご紹介いただきました。セミは成虫になってから一週間しか生きることができないという話の中で、「神様はセミ君たちに一週間といういのちをくれたんだよ」と担任の先生が言うと、ある児童が「人間だって一緒」と言ったそうです。ちょうどその時、外でセミの鳴き声が聞こえ、児童たちが「ほら今も鳴いてる!」とうれしそうに大人たちに気づかせてくれたのだと先生は話しました。「どうしてセミは鳴いているのかな?」と担任が訪ねると「うれしいから!」「楽しいから!」と次々に児童たちから返答があり、先生は子供たちの素晴らしい哲学にただ驚かされたのだと続けました。そのことがきっかけとなり、大学のゼミで絵本「セミの『いのち』」を制作することになったそうです。


せっかく授かったいのち。自分の人生に責任をもって豊かにするためにも、いのちのことについて話す機会が増えてほしいと先生は話します。「この絵本がそのきっかけになれば嬉しいです」と最後に締めくくられました。当日、会場で絵本の販売も行われました。





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