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2009年5月29日(金)
会場: 関西学院大学大阪梅田キャンパス
講師: 前橋信和 関西学院大学 人間福祉学部 准教授
同窓会西日本センターと大阪梅田キャンパスの共催講演会として「現代の家族と子育て支援」が開催されました。
近年、家庭内での問題や事件が増加しています。昔と比較すると随分と変化した家族形態。そこから見えてくる家族の現状と子育て支援についてお話いただきました。
家族構造の変化として言えるのは「大きな家族から小さな家族へ」ということです。
昭和では珍しくなかったサザエさん一家のような三世帯が同居する複合家族から、今ではクレヨンしんちゃん一家のような核家族の形態へと変化し、定着してきました。また、DINKS(Double Income,No Kids)や、パラサイトシングルといったような言葉が使用されるようになったのも近年ですが、それもまた家族形態というものが進化し変化した結果といえるでしょう。
「家族内で対人関係を形成する組み合わせ」というお話の中では、親一人子一人の家族では1通りしかない組み合わせですが、5人家族になると26通り、7人家族になると120通りの組み合わせができるとご説明いただきました。「最近の若者はコミュニケーション能力が低下している」という意見をよく耳にしますが、その原因はパソコンや携帯電話の普及だけでなく、家族内での対人関係の変化も影響しているのかもしれません。
少子化と子育て支援については、子どもが成人するまでにかかる費用が一人あたり約2000〜 2500万円かかることから、子どもを産みたくても産みにくい環境があるとお話いただきました。
日本では、子育て支援における政策をエンゼルプランをはじめとし、様々に打ち出されていますが、その効果はまだ発揮しきれていないという現状があります。
国が子育て支援に関する制度を充実させることの他にも、子どもを虐待から守る法律の整備や、子どもの居場所作りの再検討として地域ネットワークの活性化についても挙げられ、最後に「産みたい人が安心して子どもを産み育てることのできる環境を作ってゆくことが大切である」と締めくくられました。
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