|
2011年12月7日(水)
会場:関西学院大学大阪梅田キャンパス
講師:打樋 啓史(関西学院大学 社会学部宗教主事)
宗教を超えて多くの人々に祝われるクリスマス。今回の講演では、その歴史を紐解きながら、クリスマスに関連するさまざまな事柄について話されました。
印象的だったのは、「クリスマス(12月25日)=イエスの誕生日」かどうか、詳しいことは分からないというお話です。初期の教会にとっての関心事は「イエスの誕生」ではなく「イエスの十字架と復活」でした。最初期のキリスト教にとって大きな祭はイースター(復活祭)のみでしたが、3世紀末〜4世紀初め頃からイエスの誕生が祝われ始めます。「イエスの誕生によって、神が人となってこの世に来られたこと」を明確にする祝日、これがクリスマスの起源なのだそうです。
またクリスマスは、太陽崇拝とキリスト崇拝の結合によって、世の光キリスト誕生を祝う「光の祭」として成立しました。クリスマスのイルミネーションやキャンドルはこの「光の祭」に由来しています。「クリスマスは私たちのなかの『光への憧れ』に気づくときなのです」と最後に締めくくられました。
|